拡張セキュリティ更新プログラム (ESU) について

Published Jul 11 2022 04:58 PM 756 Views
Microsoft

こんにちは、 SQL Server サポートです。

 

今回は、SQL Server サポート期間とサポート終了後の拡張セキュリティ更新プログラム (ESU)について紹介します。

 

[SQL Server サポート期間について]

 

SQL Server に関するサポートをご利用いただく際に注意する点として、SQL Server のバージョンごとのサポート期間があります。

1つの製品にはメインストリームサポートの期間と延長サポートの期間があります。

メインストリームサポートは製品リリースから約5年間提供されます。サポート内容は、製品の不具合修正、設計変更要求、セキュリティの脆弱性対応などが行われ、テクニカルサポートへの問い合わせもほぼすべてのサポート契約で可能です。

延長サポートはメインストリームサポートが終了してから約5年間提供されます。サポート内容は、セキュリティの脆弱性など重大な問題のみ対応が行われ、テクニカルサポートへのお問い合わせはプレミアサポート契約や有償のインシデントパックなどの契約が必要です。

※本文章は5年間のサポート提供を約束するものではありませんので、各製品の具体的なサポート期間はサポートライフサイクルをご確認ください。

※テクニカルサポートへの問い合わせ可否は各サポート契約をご確認ください。

 

延長サポート期間の終了後は、定期的なセキュリティ更新プログラムが提供されなくなり、テクニカルサポートへの製品の問い合わせができなくなることを意味しています。

延長サポート期間終了後のバージョンで運用すると、セキュリティやコンプライアンスのリスクが大幅に高まります。そのため、お客様には最新バージョンにアップグレードすることを強くお勧めしています。

 

一方、新しいバージョンにアップグレードするためにはアプリケーションの動作検証なども含めて様々な作業が必要となり、時間を要することが考えられます。

そのようなお客様のためにマイクロソフトは特定の製品について拡張セキュリティ更新プログラム (Extended Security Update, 以下 ESU ) をご提供しています。

 

拡張セキュリティ更新プログラム (ESU) については、下記で紹介します。

 

[拡張セキュリティ更新プログラム (ESU)について]

 

拡張セキュリティ更新プログラム (ESU) は、延長サポート期間終了後の対象製品に対して、セキュリティに関する更新プログラムのご提供及びサポートへの製品の問い合わせが可能となるプログラムになります。

※ バージョンや製品によって提供有無および提供期間が異なりますのでご注意ください。

 

製品ライフサイクルに関する FAQ - 拡張セキュリティ更新プログラム | Microsoft Docs

 

拡張セキュリティ更新プログラム (ESU) を受けるためには2つの方法があります。

 ・Azure への移行

  ※ 仮想マシンの利用料金と SQL Server ライセンスの利用料金以外の Azure の追加課金はございません。

  ※ SQL Server のライセンス持ち込みの場合はライセンス利用料金はかかりません。

 ・オンプレ環境での ESU の契約

 

【拡張セキュリティ更新プログラム (ESU)適用の準備】

拡張セキュリティ更新プログラムは Azure Portal を経由して配布されるため、Azure Portal への登録が必要になります。

Azure 試用版をご利用いただくことが可能ですが、試用期間は12か月のため、経過後は異なるアカウントで試用版を利用しての再作成が必要です。

 

また、拡張セキュリティ更新プログラムを適用するには、ご利用のバージョンの最新の Service Pack を適用しておく必要があります。

 

参考として、2022年7月12日現在の公開情報の内容を記載します。

 

SQL Server および Windows Server 2008/2008 R2 の拡張セキュリティ更新プログラム | マイクロソフト (microsoft.com)

***** 抜粋 *****

SQL Server またはWindows Server 2008/2008 R2 のユーザーが拡張セキュリティ更新プログラムのメリットを活用するためには、最新のService Pack を実行している必要がありますか?

 

はい。拡張セキュリティ更新プログラムを適用するには、SQL Server 2008/2008 R2 および2012、Windows Server 2008/2008 R2、2012/2012 R2 を最新のService Pack を使用して実行している必要があります。マイクロソフトは、最新のService Pack で適用可能な更新のみを作成します。 こちらをクリックして、Windows Server 2008/2008 R2 および2012/2012 R2 とSQL Server 2008/2008 R2 および2012 の最新のService Pack を確認してください。

***** 抜粋 *****

 

【拡張セキュリティ更新プログラム (ESU)適用の流れ】

※2022年7月12日現在の公開情報の内容を記載します。

※ Azure 上の環境で、SQL 仮想マシンの自動修正が有効化している環境は自動的に適用されます。

ご参考)Azure 仮想マシンでの SQL Server の自動修正 (Resource Manager)

SQL Server VM の自動修正 (Resource Manager) - SQL Server on Azure VMs | Microsoft Docs

 

[前提条件]

・実施ユーザに[Azure Connected SQL Server Onboarding] ロールを追加します。

・リソースプロバイダーの[Microsoft.AzureArcData] プロバイダーを登録します。

・ESU の請求書 ID が必要になりますので、準備ください。

 

[拡張セキュリティ更新プログラム (ESU)適用]

1) Azure にサインインします。

2) Azure Arc にて対象の SQL Server を追加します。

3) ESU 請求書を登録済みサーバーにリンク

※ ESU の請求書 ID を使用します。

4) 更新プログラムをダウンロードします。

5) 更新プログラムを該当する SQL Server にコピーし適用をします。

 

各手順の詳細は以下をご参照ください。

 

延長セキュリティ更新プログラムとは - SQL Server | Microsoft Docs

 

ご参考)Azure 無償版利用方法

Azure の無料アカウントに含まれるサービスを作成する

Azure 無料アカウントを使用して無料サービスを作成する | Microsoft Docs

 

■無料アカウントサインアップ手順

1) Web ブラウザーで、https://azure.microsoft.com/free にアクセスします。

2) [開始 (無料)] を選択します。

3) Microsoft または GitHub のアカウントでサインインするか、無料の Microsoft アカウントを作成します。

4) [自分の情報] ページで、適切な国またはリージョンを選択します。 氏名、メール アドレス、電話番号を入力します。 お住まいの国によっては、VAT 番号など、追加のフィールドが表示される場合があります。 [次へ] を選択して続行します。

5) [電話による本人確認] 画面で、国番号を選択し、自分がすぐに使える電話の番号を入力します。

6) テキストまたは通話で確認コードを取得できます。 関連するボタンを選択し、[確認コード] ボックスにコードを入力して、[コードの確認] を選びます。

7) 確認コードが正しい場合は、有効なクレジット カードの詳細を入力するように求められます。 カード情報を入力し、[次へ] を選択します。

8) 最後の手順では、契約とプライバシーに関する声明を確認し、[サインアップ] を選択します。

 

登録後は Azure Portal(https://portal.azure.com/) より、作成したアカウントでサインイン可能です。

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