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Ignite Live Blog: BRK3113 - Microsoft Teams モダン管理ポータル (Japanese)

Guest blog post by: Chisa Minoda

 

今回翻訳させていただいたのは、 Johan Delimon 氏のまとめによる "Ignite MVP Live Blog : BRK3113 - Deep dive into the Modern Administration Portal for Microsoft Teams" です。

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このセッションの登壇者であり、現在は Skype for Business and Teams 部門に所属している Jamie Stark 氏は、かつてマーケティング マネージャーとして Lync & Skype for Business の音声チャット関連業務に長年携わっていました。MVP の間で非常に人気が高い Stark 氏とのディスカッションはいつも活発で、楽しいものとなります。3113-a.jpg

 

登壇した Stark 氏は、Office 365 ポータルのレガシーから話題をスタートさせ、以下の Matt Landis 氏のツイートに表現されているように、Office 365 ポータルは 「共通のエクスペリエンスを作り出すことができなかった」 と振り返りました。

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そこからさらに話題は IT Pro Tool、管理センターへと移り、自身がオーナーであったことから 「この状態は何とかしなくてはいけない」 との気持ちに駆られたこと、Skype for Business・Microsoft Teams・管理ポータルを単一のインターフェイスに移動させたことなどを説明しました。


シングル ページ管理ポータルは React で開発され、毎月更新されます。もちろん Stark 氏のポータルには、我々の大半が見ることができるよりもはるかに多くのタブが備わっています。

今まで見たことのない名前ながら、将来的には実装されるのではないかという気がしたものには、以下のようなタブがありました。

  • Teams
  • デバイス
  • 位置
  • Teams アプリ
  • 音声
  • 分析レポート

Microsoft は、すべての解像度レベルやデバイスで、ポータルがきちんときれいに表示されるよう、多大な努力をしています。以下のポータルはまだ完成形ではありませんが、今後さらに多くの機能や構成が取り込まれていく予定とのことです。  

3113-c.png 

 

ポリシー VS 設定

ここで、混同しやすい用語の解説を試みます。
ポリシー: 構成要素の組み合わせ。モダリティによってユーザー単位もしくはテナント単位でグループ化・構成される

設定: 構成要素の組み合わせ。一般的にはモダリティによってテナント単位のみでグループ化されるが、複数のインスタンスを含むこともできる (Bridges・Teams・Voice アプリなど)


設定もポリシーもテナント、ユーザー、チームに適用することができます。現在のところ、Microsoft Teams に関連するポリシーは存在しませんが、チームとチャネルに適用されるポリシーについては議題として挙がっているとのことです。Start 氏は、Voice サイトから意見やフィードバックをどんどん寄せてほしいと呼びかけていました。

 

ポータルには優れたフィルター機能が実装されており、かなり複雑なフィルタリングを実行することが可能です。

 

ユーザー ページを開くと、通話分析 がこのユーザー ページに統合されたのがわかります。ここからは通話の回数や、通話の質についてなどの情報が直観的に把握できるようになっています。また、総合情報や会議情報、該当のユーザーに適用されているポリシー、チーム アップグレードなども確認できます。

 

[ポリシー]を確認すると、(既定) と表示されているポリシーが確認できます。このポリシーが、特別な権限のアサインされたユーザーを除き、全員に適用されるポリシーとなります。

 組織全体の設定タブに関しては、以下の情報が提供されました。

  • すべてのゲスト ユーザーの構成は、新ポータルから実行可能
  • Teams アップグレード 既定設定: リストは現在のところ一部のアップグレード モードを表示できないが、近日中にすべて表示可能となる予定

 

レポート機能

  • Office 365 管理センターと Adoption コンテンツ パックで、ユーザー レベル レポートが利用可能
  • Teams・チャネル レポート (近日中に提供開始)
  • PSTN 利用状況レポート (レガシー ポータルにあり、ただし近日中に新ポータルでも利用可能になる予定)

新規アナリティクス & レポート (3 種類が利用可能)

  • Teams ユーザー アクティビティ
  • Teams デバイス利用状況
  • Teams 利用状況

現在のところ、Skype for Business に関するレポートは存在しませんが、個人的にはこちらも追加されてほしいと思います。

 

管理者ロール

こちらの内容には、会場から歓声と拍手が沸いていました。

ロール ベース管理者コントロール (RBAC): S4B ではロール ベース アクセス コントロールと呼ばれていました。

管理者ロール

説明

Teams Service Admin

Microsoft Teams 関連のサービスを管理

(10 月から) Office 365 Groups の管理と作成を実行

Teams Comm Admin

Microsoft Teams 内で起こる通話と会議機能を管理

Teams Comm Support Engineer

アドバンスド ツールを利用し、コミュニケーション関連の問題をトラブルシューティング

Teams Comm Support Specialist

ベーシック ツールを利用し、コミュニケーション関連の問題をトラブルシューティング

 

スコーピングとカスタム ロールはまだ利用できませんが、Microsoft 365 RBAC に組み込まれる予定とのことです。また、Office 365 の Skype for Business Admin Roleは、Teams のフル管理者機能は持ちません。

 

Teams ライフサイクル、アプリ ポリシー(NEW!)

Stark 氏は、管理者が Microsoft Teams を完全に管理することを可能にしてくれるこの機能について、熱を込めて説明していました。チャネルや Teams の管理機能の現在の使い心地が今一つであることを考えると、同氏の熱意も納得できるものがあります。

以下は、ポータルに近日中に追加予定の機能一覧です。

  • テナントで Teams を閲覧
  • ユーザー、チーム メンバー、オーナーを管理
  • チャネルの閲覧、追加、削除
  • チーム レベルでのチャネル・会話・プライバシー・ピクチャーの設定
  • チーム間で利用できるハイレベル利用状況データ: チャネル、メンバー、オーナー、ゲスト

現在はフル機能ながらクローズ プレビュー状態になっているが、10 月から利用可能になるもの:

 

設定をオンにしてチームを新規作成

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チームの管理 (メンバー、チャネル、設定)

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【アプリ ポリシー】

Microsoft Teams のアプリ管理については、ユーザー 1 名単位モデルに移行中

以下には異なる設定を適用することが可能

  • Microsoft アプリ
  • サード パーティ アプリ
  • テナント アプリ

アプリ設定ポリシー

  • プリインストール アプリ
  • ピン止めアプリ
  • メッセージング エクステンション

ロードマップ

ロードマップは以下を含みます。

  • さらに多くのポリシー・設定・レポート機能の追加
  • ポリシー アサインメント用の一括操作
  • ボイス アプリ (コール キュー & 自動出席者): 機能とダイヤル プラン
  • デバイス管理
  • 電話番号管理: 位置、アサインメント、ポーティング
  • 通話の質に関する分析
  • インフラストラクチャー: ウィジェット、フィードバック、実験的使用

残念ながら Stark 氏は、上記のどれがいつから利用可能になる予測か、いつグローバルの Microsoft Teams / Skype for Business 管理センターで利用可能になるかについては言及しませんでした。


フロアとの Q&A
Q: 通話分析を Excel にエクスポートすることはできるが、Power BI に対応させる予定はあるか

A: リクエストに感謝する。可能であるかどうか検討する

 

Q: 一部のコンプライアンス ツールと同様のポリシー (フェデレーション ユーザーのファイル共有ブロックなど) が利用できるようになる予定はあるか

A: 現在のところはないが、コンプライアンス チームと一緒に確認してみたい

 

Q: Teams の削除・アーカイブは利用できるようになるか

A: 将来的には確実に登場してくる。Microsoft Teams 管理エクスペリエンスの一部となる予定

 

Q: CQD をポータルで利用可能にする予定はあるか

A: 将来的には確実に組み込まれる

 

Q: Teams を自動フォロー可能にするよう構成できるようにする計画はあるか

A: バックログに既にあり、現在検討中である